TOEIC

第378回TOEIC(2025年1月26日)の感想

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こんにちは、リノキア英語ブログです。

2025年最初のTOEIC公開テストが実施されました。

前回のテストは12月21日だったので、約1ヶ月ぶりのTOEICです。1ヶ月も空くと、ものすごく久しぶりだという感覚になりますね。

さて、私は午前のほうを「ベルサール新宿グランド」で受験してきました。

丸ノ内線に乗って西新宿で降り、そこから歩いて5分ほどでした。新宿ということで高層ビルが立ち並び、ベルサールくらいの規模でも埋もれてしまうような街並みでしたね。

会場に着くと、受験教室を案内するためのチラシが配られていました。私は5階の部屋になりましたが、1階も会場になっており、ベルサール新宿グランド全体で1800人以上の受験者がいました。すごい数ですね。

さて、前置きはこのくらいにして、各パートの難易度について記録していきたいと思います。

参考までにご覧ください。

テストの難易度

私が受験したのは、パート1のNo.1が「ハンマーを持つ男性」の写真のフォームでした。

パート1:普通

No.1が「ハンマーを持つ男性」の写真で、hammerという単語も使われていましたが、ナレーターがイギリス女性だったので、「ハマ」という感じの発音になっており、それを聞いて「ハンマー」と解釈できるかどうかが人によっては難しかったかもしれません。

No.2の写真は「車に乗り込むために2人が並んでいる」写真でした。並んでいるのは確かなのですが、たったの2人だったので、「列」という感じがしなくて、ちょっとモヤっとしながら選んだのを覚えています。『公式問題集6』テスト1のNo.3にも似たような問題が出ており、その印象が強かったせいかもしれません。

No.4は「床に本が散乱している」写真で、scatter「~をまき散らす」という単語が使われていました。この単語もどこか公式テキストに出ている記憶があります。どこだったっけ? とにかく公式問題集でしっかり勉強している人だと、「あ、勉強したやつだ」と思えるような問題でした。

パート2:易しい

wh-疑問文がいつもよりちょっとだけ多かったように感じました。そしていずれも難易度が低めだったので、正解数を確保しやすいレベルだったように感じました。遠まわしな変化球タイプの問題は1つもなく、TOEICのクセを知らない人でも、内容を聞けていれば迷わず答えられる問題ばかりでした。

パート3:普通

まず先読み文がいつもより少なめだったのと、キーワードを拾って解ける問題が7割弱あったので、ちゃんと練習をして臨めれば7割くらいの正解率までは簡単に伸ばせるだろうと思いました。セリフの意図問題は、そもそも難易度が高い問題なのですが、今回はそこまで難しくなかったです。グラフィックも解きやすい問題ばかりでした。また、後半のほうがキーワード問題が多かったので、前半の手応えが良くなくても挽回できる感じでした。

パート4:普通

先読み文がいつもより短めだったと思いました。もちろんパート3よりは文章量は多いのですが、一見して「うわっ」となるような長さの設問・選択肢は1つもなかったです。まず先読みがスムーズにできないといけませんから、文章量が少ないとちょっと安心します。問題のほうも、キーワードを拾って解けるものが6割ほどあったので、内容は分からなくても大事なワードが聞こえれば正解数を確保できます。セリフ問題は難しかったので、ここでペースを乱されないことが大事でした。グラフィックは標準レベルでしたので、2問とも正解したいところです。

パート5:普通

品詞問題、動詞問題などの文法系は基本レベルがほとんどでした。代名詞問題がちょっと難しく、moreに代名詞の用法があるということを知らないと解けない問題が出ていました。今回は語彙問題の難易度が高かったのが印象的でした。語彙の知識というよりも、文脈に合わせた語彙の選択ができるかどうかが試されており、「選択肢は知っている単語ばかりなのに、なぜか答えに迷う」という感じになりやすい問題が目立ちました。また、until further notice「次のお知らせがあるまで」の表現が問題になっていたのも印象的でした。かつてのTOEICでは頻出の表現だったのですが、最近はめっきり見なくなったんですよね。No.130にcommence「始まる」という単語が出ていたのも「おっ!」となりました。TOEICを長年受けている人にとってはノスタルジックな問題だったのです。

パート6:普通

難しい問題・トピックはとくになく、標準的なパート6でした。文法問題は簡単だったので、しっかり正解しておきたいレベルです。文挿入もダミーがあからさまにハズレなので、消去法で絞りやすかったと思います。パート6はたまに難しいセットに当たることがありますが、基本的には公式問題集と変わらないレベルなので、公式問題集でしっかり慣れておくのがいいです。

パート7:普通

シングルパッセージ、マルチパッセージともに文章量が少なめでした。設問や文書トピックに変わったものはなく、とてもオーソドックスなパート7だったと思います。もちろん難しめの問題はちょくちょく挟まれていますが、そうした問題の対処を誤らなければ、終盤まで解き進めることができると思います。

長いほうのチャット問題で、パソコンに接続したヘッドセットが作動しないから助けてくれという人がいて、結局まわりがいろいろ動いて事なきを得るのですが、個人的にも同じような人を見たことがあったので、世界共通の現象なのだと感じました。「こういう人、いるよねえ」と思いながら読めるくらい余裕の持てるパート7でしたので、やはり難易度は高くないかと。公式問題集11のほうが難しいのではないでしょうか。

結果発表は2月12日(水)

1月26日のTOEICの結果は、2月12日にオンラインで発表されます。

前日の2月11日は建国記念日で祝日ですね。いつもなら火曜日発表なのですが、祝日ということで水曜日になったのでしょう。

Web発表の翌日には公式認定証も見られるようになります。この認定証もだんだんとペーパーレス化が進んでおり、個人的には良いことだと思っています。あとは受験票も電子化してほしいですね。

ついでに言えば会場の机に置いてあるリーフレットも廃止してほしいです。あんなの読んでも仕方ないし、内容がほとんど変化しないから、受験頻度の高い人には「いらない物」なのです。受験票にQRコードを貼っておいて、見たい人だけ見られるようにすればいいと思っています。そうすれば無駄なコストが減り、受験料も安くできて、もっと気軽に受験できる英語テストになることができます。

やっぱりTOEICの良さって受験しやすいことですからね。

だから日本でこれだけ受け入れられているし、何かの基準として採用する企業・団体も多いわけですから。

どんどんペーパーレス化にしていただいて、無駄をなくして、受験料を安くしてほしいと思います!

それでは最後までご覧いただき、ありがとうございました。テストを受験された方、お疲れ様でした!

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ABOUT ME
リノキア
リノキア
英語講師 / ブロガー
中学生で英語を始め、1度も海外に出ることなく英語力を上げてきました。

大学卒業後、学習塾で高校・大学受験指導、TOEICスクールにてTOEIC指導を経験。

現在は独立して自分の英語スクールを運営しています。

【保有資格】
TOEIC990点
英検1級
全国通訳案内士
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