Duo3.0でシャドーイングをやり込もう
大学1年生だった頃、英語をしっかり勉強したいと思い、書店やネットで勉強法を調べました。
そうして見つけたのが「シャドーイング」という勉強法。今となってはメジャーな勉強法ですが、当時はシャドーイングというものが世間に認知されだした頃でした。
シャドーイングが効果的らしいが、何を使ってシャドーイングをしたらいいのかが分からない・・・
いろいろ試した結果、『Duo3.0』というテキストにたどり着きました。
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僕のリスニング力のベースには、『Duo3.0』で徹底的にシャドーイングをした経験があります。のちにTOEIC990点を取れるようになったのも、Duo3.0のおかげだと思っています。
リスニング力を高めたい、スピーキング力も上げていきたいという方にとって『Duo3.0』はベストマッチな教材なのです。今回はそのへんを詳しく紹介していきたいと思います。
どんなレベルの人にオススメ?
TOEICで言えば700点以上、英検で言えば2級に余裕で合格できるくらいの実力が欲しいです。あとは大学受験で英語をしっかり頑張った人でも使えます。
なぜかというと、Duo3.0に収録されている単語・例文はけっこうレベルが高いからです。例えばTOEIC500点くらいで手を出すと、単語を覚えるので精いっぱいになり、シャドーイングまで行き着けない可能性が高いです。
ちなみに僕が『Duo3.0』をスタートしたのは、TOEIC790点の時でした。
大学1年生の秋にTOEIC790点を取ったのですが、もっとリスニング力を伸ばしたいと思い、見つけたのが『Duo3.0』だったのです。さすがにTOEIC790点を持っていると、Duo3.0は難なく使うことができました。
シャドーイングを目的とするのであれば、教材は「すこし易しいと感じる」~「ちょうどいいと感じる」くらいのレベルで選ぶのが間違いありません。
まずは何から始める?
さあ、『Duo3.0』が手に入りました。何から始めましょう? 答えは・・・
ここから始めるのが一番いいです。いきなりシャドーイングをするのは止めておきましょう。
シャドーイングの下準備として、英文の意味が理解できていることが必須です。そのためには単語・熟語をきちんと覚えていないといけません。
もう1つの下準備として、英文をスラスラ音読できることが必要です。
上手に音読できないうちは、上手に聞き取れません。
ちゃんど音読をできるようにしてから、シャドーイングに入るようにしましょう。
ディクテーションも効果的
ディクテーションによって、自分の聞き取れていない部分がわかります。
文字として再現できないところが聞き取れていないところです。
なぜ聞き取れないかというと、音がつながったり(リエゾンと言います)、音が省略されたり(リダクションと言います)するのに反応できていないからです。
聞き取れていないところは納得するまで聞いてから音読し、同じように発音できるようになると聞こえるようになります。
例えば日本語の「洗濯機」は「せんたっき」と発音することが多いです。「せんたくき」って言いにくいから、言いやすい「せんたっき」にしますよね。英語も同じです。
そう発音するものなのだ、と自分を納得させ、同じように発音できるようにすることが大事です。
ディクテーションをすることによって、耳で聞いたときと、目で見たときの認識のズレが解消されていきます。文字化できる音は、ちゃんと聞き取れていると判断できるのです。
ディクテーションは時間のかかる勉強法ですが、「聞こえない」→「聞こえる」に変わる瞬間を体験できる有益な勉強法なのです。
英文が馴染んだらシャドーイング
音読・ディクテーションなどで英文がしっかり体に馴染んだら、あとはシャドーイングをひたすら練習するフェーズとなります。
『Duo3.0』の音声CDには2種類あります。
1つは基礎用、もう1つは復習用です。
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基礎用は読み上げがゆっくりで、復習用はナチュラルスピードで読んでくれます。
シャドーイングの練習には「復習用」の音声を使うべきです。ナチュラルスピードといっても、そこまで速いわけではありません。むしろ「復習用」くらいのスピードに慣れていないと、TOEICのリスニングでは苦戦します。
CDなのがちょっと面倒ですね。パソコンにディスク読み取り機能がないものも増えましたから、CDというツールは完全に時代遅れです。
「abceed」というアプリでも『Duo3.0』の音声を聞くことができますが、こちらは会員登録が必要になります。ただ、音声を聞けるだけでなく、ほかの練習ツールも充実していますので、個人的にはアプリを使うのがオススメですね。
シャドーイングをすると、ほとんどの人が焦ってしまいます。それだけ英語が速いと感じているので仕方ありませんが、大事なのは焦らず丁寧にシャドーイングすることです。
焦ってしまうと、発音がぐちゃぐちゃになってしまいます。正しい音で読めていないのは良くありません。
何度も練習し、落ち着いてシャドーイングできるようになったら合格です。
シャドーイングが上手くいくと、自分でも驚くくらいゆっくりシャドーイングしているのに、ちゃんと音声についていけている感覚があります。
ちゃんとシャドーイングできているか不安なら、自分のシャドーイングを録音してみましょう。
「うわあ、正しく読めていない」と思ったら修正して、まだシャドーイングを練習しましょう。大事なのは、正しく読めていないことに気づき、それを直すことです。
毎日やっていると、上手にできる時が絶対に来ます。1,2日やっても完成しないのは当たり前なのがシャドーイングです。根気よく、ずっと継続する気持ちでシャドーイングしていきましょう。
TOEICにもシャドーイングは効果的
シャドーイングを始めたのが大学1年生の秋でした。TOEICは790点で、リスニングだけだと410点の時です。
そして半年後、またTOEICを受けたらスコアが910点にまでアップしました。リスニングだけだと485点でしたから、凄まじい伸び方です。
TOEICのリスニングが410点→485点に上がると、英語の聞こえ方はまったく違います。
リスニング410点の時は、英語を聞いたら急いで和訳して理解するような感じでした。聞き取れない箇所も多いので、聞こえた単語をつなぎ合わせて意味を推測することも多かったです。
しかしリスニング485点になると、意味が勝手に入ってくるのです。和訳なんて一切しません。聞こえない箇所があっても、文脈がわかっているから落ち着いていられるのです。
僕は『Duo3.0』を使ってシャドーイングをしましたが、TOEICの公式問題集を使うこともできます。
パート1,2の短文からスタートして、パート3,4の長文でシャドーイングできるようになれば、リスニングで400点以上は絶対に取れるようになります。
何ならリスニング満点だって狙えるようになります。
シャドーイングって、レベルがどこまで上がっても採用できる勉強法なのです。
リスニング力を上げたいと思っているのなら、ぜひやってみてください!
それでは最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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