私をTOEIC満点に導いた1冊
エイゴドーラクのもこです!
プロフィールにも載せていますが、私はTOEIC990点(満点)を持っています💪
しかし、そこへ到達するまでの道のりは決して平坦ではありませんでした。
TOEICというテストは、950点を超えてから990点までの道のりが果てしなく長いです💦 そのため、「満点を取るんだ!」という強い意志を持った人だけが目指す、物好きの領域となっています。
私もそんな物好きの1人でした😎
私がこの『パート6特急 新形式ドリル』に出会ったのは、2017年の4月でした。その頃はまだTOEIC990点を取得しておらず、Part6に対しても苦手意識を持っていました。
とくに文挿入問題を苦手としており、答えを2択まで絞り込めているのに、最後はなぜか間違ったほうを選んでしまうという悩みを抱えていました😢
Part6への苦手意識を払拭するためには、とにかく問題をたくさん解いて慣れていくことが必要だと感じ、ちょうど発売されたばかりの当テキストを購入しました。
このテキストは、Part6の問題が30セット(1セット4問)も収録されており、量をこなすには最適です。
私の場合、テキストを1周やったあたりで、Part6に対する苦手意識が消えているのを実感しました。
文挿入問題も、どこを根拠にして答えを決定すべきかが理解でき、2択で迷うことが少なくなり、正解の選択肢をダイレクトに選べるようになりました。
そしてテキストを使い始めてから2ヵ月後、2017年6月のTOEIC公開テストで、念願の990点(満点)を取得したのです。
まさにこのテキストのおかげですね✨ Part6に対して漠然とした苦手意識を持っていらっしゃる方々に、強くオススメしたいです。
この記事では、そんな『パート6特急 新形式ドリル』で勉強した私の体験をもとに、このテキストについての正直なレビューを書いていこうと思います💡
最後までお読みいただき、テキスト選びの参考になれば幸いです!
どんなレベルの人が使うべき?
TOEIC500点以上の人
問題はどれも本格的なので、初心者の方だとちょっと荷が重いかもしれません💦
TOEIC500点以上は持っていたほうがいいと思います。
ただ、たとえ目標スコアが990点(満点)であっても役に立つテキストですから、対象となるレベル帯はとても広いのが特徴です👌
Part6を何とかしたいと思っているのなら、レベルに関わらず、ぜひ使っておきたい1冊です。
テキストは3部構成になっており、1章と2章は、基本~標準レベルの問題が集められています。600点までが目標ならば、この2つの章だけでも十分なくらいです。
最後の3章は、レベル高めになっています。
単語のレベルが高く、文章の内容も難しめのが多い印象です。こうなると、文脈がつかみにくかったり、そもそも話題が何かわからないという可能性もあります😢
ですから、第3章だけは700点以上を目標にする方が取り組むべきだと思います。
・TOEIC500点以上の人にオススメ!
・パート6の練習をしたいなら、必須で取り組むべし!
・難易度が分かれているので、自分の目標に合わせて使おう!
このテキストの良いところ
1.解説が丁寧
解説には、文法用語(定冠詞・自動詞など)が使われていますので、そうした語句を知っているほうが、解説を理解しやすいです。
ただ、たとえ文法用語がわからなくても、どの語句を指しているのかが分かるように記載されているので、あまり心配は要りません。
読めば納得できる解説があるというのは、非常に大きなポイントです😊
2.ワードリストが親切
問題の解説部分には、文中に登場した重要単語の意味が載っています。
これをワードリストと言い、どんな単語を載せているかで、そのテキストの想定レベルが分かることが多いです。
レベル高めのテキストならば、基本単語を知っているのが前提ですから、ワードリストにわざわざ基礎レベルの単語を載せたりはしません。
逆に初心者向けであれば、基礎単語をしっかり載せます。
このテキストのワードリストには、基本単語がきちんと載せてありますので、TOEIC500点くらいのレベルであっても、安心して使うことができます✨
3.文脈重視の問題が多い
最近のPart6は、空所の前後だけを見れば解ける問題が少なくなりました。
それは言い換えると、前後の文章や、段落すべてを理解していないと、空所に入る正解が分からないということになります。
このテキストは、文脈に沿った理解ができているかを試す問題が多いので、「なんとなく」で読んでいると、けっこう間違える(あるいは悩む)と思います。
そうしたポイントが、克服すべきポイントとなるので、自分の課題を見つけやすいテキストだと思います👌
「どこで文脈を見失ったのか・なぜ文脈を見失ったのか」をしっかりと突き止めることで、読解力がワンランクアップします。上級者にはオススメの勉強法ですね!
4.わからない問題を捨てることを肯定している
今のTOEICは、たとえ900点を超すような上級者であっても、時間内にすべて解き終わらないケースが多くなりました。
ましてや600点や700点が目標であれば、解き終わらないのが「普通」と考えるべきだと、私は思っています。
著者は、「あきらめ力」という言葉で表現されていましたが、この「あきらめ力」が不足していると、解かなくてもいい問題で止まってしまい、解くべき問題に時間が回せないという悪循環に陥ります。
「分からない問題は飛ばしていこう」という姿勢は、TOEICでは非常に重要なのです。
〈このテキストの良いところ〉
・解説が丁寧
・ワードリストが親切
・文脈重視の問題が多い
・わからない問題を捨てることを肯定している
ここは自分で考えよう!
1.文挿入問題の解き方
このテキストでは、文挿入問題は「最後に解く」ことを勧めています。つまり、文書全体の内容がわかってから解きなさい、ということですね。
ただし、これは個人の向き不向きがあると思います💦
私なんかは、文挿入問題が来たら、そこで答えを選んでいます。最後まで読んでから、なんて解き方はしたことがありません💡
つまりは、ご自分でいろいろ試しながら、自分に合った解き方を決めるのが良いということですね!
問題によっては、段落の最後までを読んだ時点で、文挿入問題が解けることもあります。
もちろん人によっては文書全体の内容がわかってからのほうが安心、という方もいらっしゃるので、やはり各々でしっくりくる方法を見つけていくのが良いと思います。
2.時間配分
このテキストに載っている時間配分の例は、「75分で100問を解くための時間配分」なので、注意が必要です。
当テキストでは、Part6の解答速度の目安は、「1問30秒以内=Part6全体で8分以内」となっていますが、これはけっこうな速度です。
600点~700点が目標ならば、10~12分くらい費やしても問題ありません。
私がこれまでTOEICレッスンを担当させていただいた方々も、そのくらいの時間で解いて600点や700点を達成しています。
800点以上が目標ならば10分以内、900点以上が目標ならば8分以内、という感じではないでしょうか。
テキストに書いてあることを鵜呑みにせず、ご自分の目標点数に合わせて、実際に問題を解きながら、時間配分を決めるのがいいですね🎯
3.第3章まで解くかどうか
先ほども触れましたが、3章(つまり最後の10セット)は問題のレベルが高いです。
私個人の意見としては、700点以上が目標ならば解くべし! 600点までが目標ならば要検討! です😎
テストまでの時間的余裕などを考えましょう。あえて解かないでおくというのも立派な選択肢です👍
基礎を重視するのであれば、最初の20セットを重点的に解いていくのが良いです。
〈自分で考えるべきポイント〉
・文挿入問題の解き方
・時間配分
・第3章をやるかやらないか
まとめ
★★★★★(満点):パート6で悩むすべての人に!
どんなレベルの人でも使うことのできる、素晴らしいテキストです。
私自身も、このテキストのおかげでPart6への苦手意識がなくなりました✨
経験から言えるのは、「Part6は慣れ」が大きいということです。
もちろん基本的な知識があるうえでの「慣れ」ということになりますが、Part6で得点できる人は、それなりの問題演習量をこなしていると思います。
たくさん解いていると、TOEICが得意としているパターンに気がつく「悟り」のような瞬間が訪れるので、その「悟り」に向かってガンガン問題を解いていきましょう。
以上、『TOEIC L&R TEST パート6特急 新形式ドリル』のレビュー記事でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございます😊
テキスト選びの参考になれば幸いです!