TOEIC

TOEICで600点を取るのに必要な正解数は?

目安はリスニング75・リーディング60正解

ご覧いただき、ありがとうございます。リノキア英語ブログです。

今回の記事では、TOEICで600点を取るために必要な正解数について見ていきます。

まずは結論から・・・TOEICで600点を取るためには、リスニングで75個、リーディングで60個の正解数が必要となります。

下のスコアは、実際に僕が正解数をリスニング75、リーディング60に設定して受験した2024年8月25日のTOEIC公開テストの結果です。

ぎりぎり600点を超えています。

TOEICはリスニング・リーディングそれぞれ満点は495点です。そして問題数はそれぞれ100問です。

リスニングで75%の正解率なら、スコアはもうちょっと高く出そうですが、実際はこんなものです。

リーディングはもっと厳しいですね。60%の正解率ですから、300点くらい出てもよさそうですが、実際は50%程度のスコアになります。

これはTOEICは相対評価による採点をするからです。偏差値と同じような感じです。なので自分がどれだけ正解しても、周りも同じくらい正解していたらスコアは伸びにくいのです。

TOEICの平均点は約600点

TOEICの平均点は、こちらの公式サイトから見られます。(https://www.iibc-global.org/toeic/official_data.html

さて、平均点の周辺にはもっとも多くの人が集まります。TOEICで600点を取るのが大変なのは、これが理由です。600点を目指す場合、同じくらいの実力を持った人たちが多いため、競争が激しいのです。

560~595点で停滞している人は、実力的には600点に届くものを持っていると言っていいでしょう。あとちょっとだけ正解数を増やすことができれば、一歩抜け出して600点に届きます。

ちなみに平均点エリアを抜け出せると、しばらくの間はスコアが大きく伸びるようになります。同じレベルの受験者数は、620~630点を超えたあたりから徐々に減っていき、競争が緩やかになります

正解数とスコアの比率がだんだんと合致するようになり、例えば正解数が80個だとしたら、スコアは約80%分の400点くらいが出るようになるわけです。

受験者にとっての最初の関門は、600点を超える(平均点を超えること)になります。

なぜリスニングの正解数を多めにするのか

ほとんどの人がリスニングのほうが高いスコアを取れます。だいたい100~150点くらいはリスニングのほうが高いのではないでしょうか。これは当たり前のことなので、決してリーディングが圧倒的に弱いという意味ではありません。

そういうわけで、TOEIC600点を取るにはリスニング75、リーディング60正解が目安になると書いています。

リスニングのほうがスコアが高くなる理由は、それだけリスニングのほうが正解数を確保しやすいからです。リーディングとは違って時間に追われることがないため、試験中に寝たりしなければ誰もが100問すべてを真剣に解くことができます。

一方、リーディングは時間が足りませんよね。だいたいの方がすべての問題に目を通すことなく、残った問題をとりあえず適当にマークして(塗り絵と呼ばれます)終わるかと思います。そもそも問題をすべて見られない時点で、リスニングよりもスコアが伸びにくくなります。

TOEIC600点を取るには、とにかくリスニングを伸ばすことが大事です。

ここで最低でも350点、できれば400点くらい取れると、リーディングの負担が減って、600点を達成しやすくなります。単語や文法ばっかり勉強する人が多いですが、本当にやらなきゃいけないのはリスニング対策なのです!

リーディングを伸ばすのは大変

TOEIC600点を目指すのに最も苦労するのがリーディングのスコアアップです。

リーディングの勉強というと、どうしても単語と文法に偏りがちになります。なぜなら単語も文法も手軽にできるからです。

ただ、TOEICのリーディングのほとんどは読解問題です。つまり英文を読めるようにならないとスコアは上がらないのです。多くの学習者にとって読解練習は敷居が高いと感じるせいなのか、これを疎かにする人は非常に多いと思います。

その結果、なんとなく勉強した気になれる単語・文法ばっかりやって、そのうち飽きてしまい、TOEIC対策から遠ざかってしまうという悪循環を生みます。

まずTOEICにおける文法問題の比率ですが、だいたい20%です。

文法問題は1ヵ月もあれば十分に対策できますので、まずは文法からスタートするという戦法は正しいです。でも、文法をいくら極めたところで全体の20%しかありませんから、加減も大事です。まずは1ヵ月で文法をしっかりやって、あとは単語と読解練習をひたすら行うのが良いでしょう。

独学でのリーディング対策が難しい場合は、勉強会を利用したり、スクールに通うのがオススメです。誰かと一緒に勉強することで、疑問点や悩みが解消され、前向きにTOEIC対策を進められます。

まとめ

TOEIC600点を取るためには

・リスニング75正解 リーディング60正解 を目標にしよう!

・リスニング対策に比重を置いて勉強しよう!

・リーディングは読解練習をやろう! 文法ばっかりにならないよう注意!

TOEIC対策がんばってください! 最後までご覧いただき、ありがとうございました😎

リノキア
リノキア英語ブログ運営者。

【保持資格】
・TOEIC 990点
・英検1級(文部科学大臣賞)
・全国通訳案内士(英語)